【欲しいものを欲しいと言ってみる】
昔わたしが高校生の頃、
夏休みに母の実家の新潟に
数週間いて帰るとき、
祖父が裸の一万円札を差し出した。
わたしは5歳から8歳まで
新潟のその家に預けられ
祖父母を
実の両親のように思っていた。
祖父は
遠い静岡からよく来てくれたと
お小遣いをくれようとしたけれど
その時わたしは
「お金が欲しくて来たんじゃない」
とその一万円札を受け取らなかった。
もちろんお小遣いは欲しかったけど
お金を受け取るのは低俗な人間だと当時は思っていた。
今は、
ちゃんともらって
「ありがとう‼️おじいちゃん大好き‼️」って抱きつけば良かったと思う(笑)
早く大人になりたくて、
でも、わたしの
大人らしい大人のイメージは
高倉健みたいな
「黙って・・・」とか「不器用な・・・」
って感じだった。
欲しいものを欲しいと言ったら
はしたないとか軽薄な人間
そんな風に思って
30代後半まで生きてしまった。
それがカッコイイ!と心から思って
誇らしければそれでいい。
でも、
わたしは違う。
本当は欲しいものがたくさんあった。
目の前に欲しいものがあっても
あえて人に譲るようにしていた。
それは、
それだけ我慢したら
ポイントが貯まって
いつかめっちゃいいものがもらえるかもしれないって思ってたから(笑)
でも、それは勘違い(^^;;
見返りのために我慢しても
いいことは一個も起こらない。
素直が一番。
無邪気に
子どものようにキラキラして
本心から
欲しいものは欲しいって言った方が
それが現実になる。
心地よい一日を♪
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